はじめまして、京都の西大路七条の鍼灸整体院、なかやま鍼灸整体院の院長 仲山竜一郎です。
朝起きると突然、首を少しでも動かそうとすると痛みがはしり日常動作ができなくなるなんてことはありませんか?
それは、寝違えです。寝違えになると、家事や仕事もままならなくなり、激しい痛みだと不安にもなってきますよね。
痛みが続くと、寝不足になり悪循環になることも多いです。
寝違えは、実は肩こりから来ている場合もあります。
今日は肩こりと寝違えについて
現役、整体師であり鍼灸師である私が、できるだけ具体的にご紹介していきたいと思います。
肩こりからくる寝違えを改善するにあたり、参考にして頂けたら幸いです。
肩こりと寝違えの関係
寝違えは、肩や首周辺の筋肉や筋膜、靭帯などの組織に急性炎症が起こったものです。
発症後、1~3日が最も炎症や痛みがひどく、通常は1週間程で炎症が引いていきますが、ひどい場合は長引きます。
原因は様々です。
・同じ姿勢で長い時間作業をしていた
・過労
・枕が合っていない
・過剰なストレス
・泥酔
こういった要因があると、肩や首周りに負担がかかり続け、筋肉が硬くなり血流が低下し、疲労が蓄積します。
そういう状態で就寝すると、寝ている間は末梢や筋肉への血流が低下するので、普段、緊張して血流が不足しているところが、寝ている間は更に血流不足になり硬くなってしまいます。
そして、朝起きた時や動かした時に、突然、筋肉に炎症が起こり寝違えになります。
その他に
肩こり、首こりがある
長時間のデスクワークやスマホの操作、猫背などの不良姿勢、ストレートネックなどで肩こりや首こりがあると、その周辺の筋肉は疲労・緊張し血流不足になります。
その結果、だんだんと筋肉の動きも悪くなり、疲労が溜まってきた時に突然、寝違えを発症します。
内臓の疲労
内臓が疲労したり、バランスが乱れると、体性ー内臓反射や内臓ー体性反射、内臓ー内臓反射という反射作用により、筋肉に緊張があらわれます。
ストレスや暴飲暴食や外食が続くと内臓に負担がかかります。
・食べ過ぎ飲み過ぎで胃が疲労すると左側に症状がでやすくなります。
・アルコールの飲み過ぎや脂ものの食べ過ぎ、甘いものの食べ過ぎは、肝臓や胆のうの疲労をまねき、右側に症状がでやすくなります。
その結果、筋肉が緊張したり血流不足になり、突然、寝違えがおこります。
寝違えする部位と症状
症状としては、とにかく首を動かすと痛みが生じます。
なので、振り向く動作をするのも身体ごと動いたり、首を縦にふる動作や横に倒す動作など、寝違えを起こした場所によって動きが制限されます。
ひどい場合は、頭痛や背部痛、疲労感を伴うこともあります。
寝違えをおこす部位は、主に首です。普段の姿勢や疲労している内臓によっては、肩甲骨や背中に痛みが生じることもあります。
注意すべき寝違え
筋肉の疲労による血流不足から寝違えが起こるのですが、何かしらの疾患があり寝違え症状をおこすこともあるので、見極めが重要です。
頚椎ヘルニア
頚部脊柱管狭窄症
リウマチ性脊髄炎
変形性頚椎症
胸郭出口症候群
などの疾患がある場合は、それぞれ適切な処置をする必要があり、寝違えだろうと放っておくと、なかなか治らないということになってきます。
肩こりからくる寝違えの解消法
寝違えになって痛みがある場合は、患部を温めたりマッサージをしてはいけません。
なぜなら、患部には炎症が起こっているので、温めたりマッサージをすると更に炎症がひどくなるので、してはいけません。
もちろん、飲酒も痛みを増強させます。
なので、痛みがある時は、湿布などで患部を冷やし安静にすることが第一です。
他にも、首以外の肩周りのストレッチは有効です。
漫画の「ゴットハンド輝」で紹介されていた寝違えの改善法を試してみることも良いでしょう。
ここでは、書けないので「ゴットハンド輝 寝違え」などで検索してみてください
追伸
寝違えは筋肉の炎症なので、通常は1週間くらいすると炎症が引き痛みも落ち着いてきます。
しかし、そのまま放っておくと癖になる可能性があります。
なぜなら、寝違えの原因となった、首や肩への負担がかっている状態は変わっていないからです。
なので、姿勢や肩こり、内臓への負担などを症状が無い時に改善しておく必要があります。
不良姿勢の改善、適度な運動、バランスの良い食事を心がけ、生活習慣を改善することで予防にもつながります。
他には、専門的に肩や首のこりを改善し、頚椎や内臓のバランスを整えてくれるところで、身体のバランスを整え、リセットした上で、生活習慣の見直しをするという選択肢もあります。
とにかく痛みを早く改善したい場合は専門的なところで施術を受けると良いでしょう。
当院でも、肩こりからくる寝違えに対応しています。ご相談受け付けておりますので、是非お声がけください。
なかやま鍼灸整体院 院長 仲山竜一郎
資格:鍼師、灸師、柔道整復師
修得:整体術、鍼灸、上部頚椎、カイロプラクティック、オステオパシーなど
京都で鍼灸整体院をさせてもらっています。