はじめまして、京都の西大路七条の鍼灸整体院、なかやま鍼灸整体院の院長 仲山竜一郎です。
慢性的な肩こりや首のこりがあり、ひどくなると吐き気を伴うなんてことはありませんか?
そうなると仕事はおろか日常生活にも支障をきたしてしまいますよね。
肩こりや首のこりがひどくなると、吐き気以外にも頭痛やめまい、立ちくらみや眼精疲労など様々な不具合が生じることがあります。
今日は肩こりと吐き気の関係性について
現役、整体師であり鍼灸師である私が、できるだけ具体的にご紹介していきたいと思います。
肩こりからくる吐き気を改善するにあたり、参考にして頂けたら幸いです。
肩こりと吐き気の関係
肩のこりや首のこりがひどくなってくると吐き気をもよおすことがあります。
これは、肩こりが強すぎると首から上への血流が不足することと、頚椎が歪むことで脳幹を圧迫し機能低下をおこすことが原因です。
肩こりや首のこりがひどく吐き気が伴う状態までなると、他にも頭痛やめまい眼精疲労なども同時に起こってくる可能性もあります。
首から上への血流不足
肩や首の筋肉がこり、緊張状態が続くと当然そこへの血流も低下します。
そして、脳へつながっている内頚動脈や外頚動脈といった血管への血流も不足し結果として、首から上への血流が低下し、ひどい時は吐き気めまいや立ちくらみ、頭痛などを伴います。
頚椎の歪み
慢性的な肩こりが続いている場合、ほとんどの方が頚椎の歪みをもっておられます。
特に後頭骨ー第1頚椎ー第2頚椎のバランスが崩れると、脳幹の通り道を圧迫してしまうので、脳幹の機能低下をおこしてしまいます。
脳幹は、生命活動に必要な働きの指令を行っているところなので、そこの機能が低下すると様々な不具合が生じます。
なので、首や肩がこりすぎると、首から上の血流が低下し、脳幹を圧迫してしまうので、吐き気をもよおすことがあります。
他にも、最近ではスマートフォンのやり過ぎによるスマートフォン症候群なども肩こりや吐き気の原因となっています
スマートフォン症候群
スマートフォン症候群とは、スマホを操作している時の姿勢を長時間続けることで生じる、肩や首のこり、眼精疲労、手のしびれなどの症状を呈するものです。
スマホを操作する姿勢は、必ず首が前に倒れます。
人の頭は約5kgあります。その5kgの重さのものが更に前に傾くのを後頭部にある後頭下筋群や僧帽筋などの筋肉で落ちないように引きとめている訳です。
これを長時間続けると当然、首や肩が疲労・緊張し、こりや頭痛、吐き気や眼精疲労など様々な不具合の原因となってきます。
首のつまりについて
スマートフォン症候群の症状
・肩こりや首こり
・眼精疲労
・ドライアイ
・目のかすみ
・スマホ肘
・巻き肩
・手のしびれ
・指や手首の痛み
・VDT症候群
・うつ症状
・自律神経症状
吐き気を伴う危険な病気
・くも膜下出血
・心筋梗塞
・胆嚢炎
・解離性大動脈瘤
・身体に極度の炎症がある場合
こういった時の吐き気は異常な吐き気を感じるので、一刻も早く病院へ直行してください。
肩こりからくる吐き気の改善法
肩こりからくる吐き気が生じた場合、かなり肩や首のこりがきつくなっている状態なので、まずは安静にすることが大切です。決して無理をしてはいけません。
肩こりからくる吐き気は、とにかく肩や首のこりやつまりが原因なので、肩や首の筋肉を緩めることを目的とします。
吐き気が少し落ち着いたら、ゆっくりお風呂に入って温まってみてください。お風呂に入れない場合は、ホットパックで首や目を温めると良いでしょう(温まって気持ち悪くなる場合はさけてください)
・自宅で簡単ホットパックの作り方
他には、身体全体のストレッチやマッサージをして肩や首のこりを緩和します。
一番良いのは、頚椎のバランスを調整し肩や首のこりを解消してくれる医療機関を受診することです。
吐き気をもよおすほどの肩こりは放っておくとよくありません。
もちろんご自宅でのケアが一番大切ですが、いったん身体のバランスを改善しやすい状態にリセットすることも大切です。
追伸
肩こりで吐き気を伴う状態は、かなりこりがひどい状態といえます。
ただ、しっかりと自宅で毎日湯船で温まり、適度な運動と睡眠、バランスの良い食事、ストレッチをおこなえば必ず改善していきます。
しかし、かなり慢性化している場合やどうしても時間が取れない場合は、早い目に医療機関を受診し改善することをおすすめします。
いづれにせよ吐き気がある状態を放っておくのは良くありません。
当院でも、肩こりからくる吐き気に対応しています。ご相談受け付けておりますので、是非お声がけください。
なかやま鍼灸整体院 院長 仲山竜一郎
資格:鍼師、灸師、柔道整復師
修得:整体術、鍼灸、上部頚椎、カイロプラクティック、オステオパシーなど
京都で鍼灸整体院をさせてもらっています。